症状別ハーブの活用(5)抜け毛が気になる時に

2021年10月15日

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髪のケア

 

髪の毛は永遠に伸び続けるものではなく、
時期が来ると自然に抜け落ち、生え変わります。
人の毛周期は5~6年で、ひと月で約1センチ伸びるとすると最長で72センチ。かぐや姫やラプンツェルのように床を引きずるような長さにまでは実際は伸びないということです。

途中で切れるのではなく根元から抜けてしまうには様々な理由が考えられます。貧血、ストレス、ホルモンバランス、菌やウイルスなどが根本原因となり、結果的に頭皮や毛根の状態が悪くなることで毛が抜けるのですが、治療を受けることで改善することがあるので、気になる場合は早めに医療機関を受診されることが望ましいです。


ハーブを使った抜け毛対策

頭皮の状態を健全に保つハーブを以下紹介します。

ローズマリー
頭皮の血行を促進し、毛の成長を促す細胞へ十分な栄養分を届けることで抜け毛を防ぎます。同時に白髪の予防にも効果があります。ハーブティーを飲むだけでなく洗髪時にリンス代わりに使うとよいとされます。精油は必ず希釈して外用に使ってください。

ラベンダー
殺菌や消炎効果があるため毛根の炎症を抑え抜け毛を防ぎます。ローズマリー単体では刺激が強すぎるため緩和剤としてラベンダーと合わせることがあります。精油は直接外用に使えます。

ギンコ(イチョウ葉)、サフラワー(紅花)
頭皮の血行を促進します。

フィーバーフュー(ナツシロギク)
偏頭痛などの痛みを軽減するハーブとして古くから使われてきましたが、臨床実験中にたまたま抜け毛の減少や増毛効果が確認され、瞬く間に世界の育毛市場を席巻したハーブです。この抜け毛を防ぐ仕組みはまだわかっていません。

ローズヒップ
コラーゲンを生成するハーブとして有名ですが、頭皮のコラーゲン不足が毛を作る細胞の不活性につながるので効果があります。抽出されたローズヒップ油は肌に塗る外用に使えます。

 

この他根本原因に対するハーブ、いわゆる
・ストレス物質を減少させる
・自律神経を整える
・ホルモンバランスを整える
ハーブを併用すると、相乗効果が期待できます。

 


髪のお手入れについて

洗髪や整髪時にも注意が必要です。抜けるのが怖いので洗わない、油分を失わないために洗わないという方をみかけますが、それは逆効果です。髪を引っ張ったり、頭皮を傷つけない洗い方をマスターし、洗髪後に頭皮用の化粧水などで潤いを与えるケアをします。
また洗髪後、髪をしっかり乾かすことは頭皮の雑菌を抑えるために重要ですが、意外とドライヤーをしっかり使う方は少ないようです。
抜け毛予防だけでなく普段から頭の臭いが気になる方はしっかり目にドライヤーを使ってみてください。翌日の髪のボリュームが変わり、シャンプーや整髪剤の香りの感じ方がぐっと変わります。

 

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