症状別ハーブの活用(6)眠れない時に

2021年10月23日

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眠い

新型コロナ感染症の後遺症のひとつに不眠があります。
ゆっくり眠れないのはつらいものです。

不眠はコロナ禍に限らず常に多くの方からご相談いただくので
現代人の生活の充実度を上げるには、まず眠りの質を上げるとよいのではないかなと思っています。

実はハーブ達はこの手のお悩みを得意とします。
目で見てわからない、本人にしかわからない痛みや苦しみに、優しく手を差し伸べてくれる植物は、静かで信頼のおける協力者です。
必ずご自身に合ったハーブが見つかると思いますので、
一、二度試してだめであっても諦めず、じっくりパートナーを探してみてください。


安眠のハーブ

パッションフラワー
痛みをとり、気持ちを落ち着ける鎮静系のハーブです。なかなか眠つけないときに自然な眠りを誘います。昼間飲むと寝てしまうということもありません。お薬と一緒に飲んでも大丈夫。

セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)
素晴らしい鎮静作用が鬱症状によく効いてくれるハーブですが眠りについても実力を発揮してくれます。こちらのハーブはお薬との飲み合わせに注意が必要です。

ラベンダー
浄化と鎮静の代表的なハーブ。昼間に使うと清々しい開放的な気持ちになり、夜には静かで深い眠りを誘います。精油は唯一直接お肌に使えます。鼻の下や鎖骨あたりに1,2滴塗ると嫌なことや気になることを考えずにスムーズに眠りにつけます。

カモミール
心と体を温め、力を抜いてくれるハーブです。不安や気鬱を晴らし優しい眠りを招きます。ミルクティーにしてもおいしいハーブです。

エルダーフラワー(セイヨウニワトコ)
魔法の木ニワトコは枝には毒と魔力が宿るといわれますが、花は人を優しい気持ちにして、しっとりとした眠りに誘います。

リンデンフラワー(セイヨウボダイジュ)
ヨーロッパ原産の菩提樹です。お釈迦様が修行された菩提樹とは違う種類ですが、爽やかで甘い香りを放ちます。精油はコロンや化粧品など多くの香り雑貨に使われます。風邪の初期にもよいこのハーブは子供やお年寄りなど体力のない人の安眠をサポートします。

オレンジフラワー
オレンジの花は精油を別名「ネロリ」といい、濃厚で気品あるその香りは多くの人を魅了します。夜中に何度も目が覚める浅い眠りに効き、深くぐっすりと眠れるようにしてくれるハーブです。


健やかな眠りに役立つほんの一部のハーブを紹介しました。それぞれ素晴らしい効能を持ちますが、合わせることでさらに効果が高まります。

ハーブティーも、精油も、オリジナルの「マイブレンド」を作ってみてください。

 

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