症状別ハーブの活用(3)倦怠感がある時に

2021年10月02日

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猫だる

風邪やインフルエンザ、新型コロナでも倦怠感を覚えることがあります。

今現在、新型コロナでは実に60%以上の人が倦怠感があるといい、感染して半年経った後でも約20%の人が倦怠感があると答えています。(厚生労働科学特別研究事業COVID-19後遺障害に関する実態調査より)

外からはわからない強い疲労感は、日常生活への破壊力はなかなか大きいものです。店主自身虚弱体質なので疲れが出ると生活に支障がでる経験はよくあります。

何も長距離が歩けないとか、重い荷物が持てないという訳ではなく、疲れたと感じるだけでほんの些細な事さえできなくなります。

どうして料理ができなくなるのだろう、どうして洗濯ができなくなるのだろう、掃除ができないのだろうと長年不思議に思っていました。

元気なときの自分としんどい時の自分を比較してわかったのは、
生活へ支障がでる原因は体力がない、つまり力がでない、持久力がないという理由ではなく、「段取りをする」という思考回路に差し障りが出るからだと気づきました。

倦怠感は「考える」チカラを奪うのだと思います。

料理をするにも部屋を片付けるにも作業には順序、段取りが必要です。
あれして、これして、同時にこれとあれはこっちに、後でこれを向こうに、、という具合に次の動きを想像しながら作業をすすめていくものですが、
考えられない、想像ができないから、作れないし片付けられないのです。

倦怠感を感じるときには、栄養の補給や血行促進が大事ですが、それ以外にも自律神経や脳の働きの活性化を同時にケアすることが必要だと考えます。


倦怠感に役に立てるハーブやアロマ

こういった症状を改善するのに役に立つハーブやアロマで比較的簡単に手に入るものを紹介します。

朝鮮人参
言わずと知れた滋養強壮のハーブ。ストレスに対抗して身体の様々な反応やシステムを正常に調整する作用がアダプトゲンですが、成分のサポニンが優れたアダプトゲン作用を導きます。高価なので簡単に手に入るとはいえないかもしれませんが、幻のハーブでもありません。

シベリアンジンセン
朝鮮人参の親戚であるシベリアンジンセン(エゾウコギ)は手に入れやすい価格帯でかつ十分な働きをしてくれます。

リコリス(甘草)
ステロイドの様な働きをしますが、抗ウイルス作用もあり、いろいろな薬品、食品に使われています。

ローズレッド
抗酸化作用、血行促進、気力を養い、細胞レベルで活性化します。

ルイボス、マテ、ローズヒップ
ビタミン、ミネラルが豊富です

アンジェリカ(西洋当帰)
ペストが流行した時にも活躍した滋養強壮のハーブ。呼吸器系、婦人科系にもよいハーブです。

セージ
抗菌作用、抗酸化作用があり、疲労によく病後回復に使われてきました。

ミルクシスル、アーティチョーク、ペパーミント
肝臓によいハーブ。肝臓内の免疫細胞を活性化、肝臓疲労からの全身疲労を抑止します。

イチョウ葉(ギンコ)
脳の血流をよくするハーブ。気力や思考力、記憶力を高めます。


だるいときには、早く元気になりたいという気持ちが先行して焦ってしまいますが、こちらもゆっくりと治していきましょう。

慌てず焦らず諦めず、です。(松下幸之助さんの言葉)

あと、店主がだるい時に意識して摂る食品もご紹介しておきましょう。

ニンニク
しんどいときほどよく効きます。乾燥やチューブのものはだめ。一粒を普段通りにお料理に使ってください。


昔の人はよくご存じだったのですね。生理中の貧血にもよく効きました。
半尾では効きません。一尾まるまるが重要。

すっぽん
血まで飲まなくてもスープと身で十分。食べ終わる頃には元気に。速攻性がすごいです。


これは店主の家族が好んだ料理です。確かにすぐに元気になりました。

 

差し入れ歓迎です。

 

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